
になっている被災者約300名はすべて救出され、また、行方不明者がないことも当日中に確定された。 消火活動においても、消火栓が使用不能となる中で、棒切れや竹箒等を使用してボヤを消すとともに、各家庭のプロパンガスの元栓を閉めて回った。 また、傾斜地等の亀裂にシートをかけるなど大雨による二次災害防止活動を行ったほか、避難所への誘導や救助物資の搬送・受け渡し等も実施している。 このように北淡町消防団が大きな活躍ができたのは、消防団が町内会単位で構成されており、一人暮らしの住民を定期的に訪れるなど、地域に密着した日常の活動を通じて地域の実情を熟知するとともに、町内会など住民と密接な協力関係を築き上げていたことも大きいといわれている。 町内会等についても、消防団と連携し、住民の所在の確認や消火活動等を積極的に実施するとともに、炊き出し・清掃の当番制など避難所のルールづくりや運営を主体的に行っている。
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